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とある人の過去話

白夜「今回は追記を活用してみましたが…どうなのかな?うまくいっているといいんだけど…」
―オニの借家・夜―

マガ「…白夜、話って何?わざわざ部屋に呼び出すなんて。」

白夜「少しは息抜きしなくちゃと思ったんです!だから、ちょっとした過去話でも聞いてくれませんか?あ、そんな重たい話じゃないんです、かる~い話なので。」

マガ「ふふっ、構わないって。話してみてよ。」

白夜「あれは、私がクリスタルのことに関わる前、青春まっしぐらだったころの話です…」

………

……




白夜「私は小型携帯端末を持っていました。
周りの人もみんな種類は違えど小型携帯端末だということは変わりなく、クラスメイトや友達との連絡手段だけではなく、みんなと撮った写真も保存されていたりして、私にとっては大切なもの。
もちろん、それがないと他人との連絡が著しく難しくなるということは確かでしたが、それ以上に思い出が詰まっているもの。それを…無くしてしまったのです。
それに気づいたときはもう学校についていて、登校に使用したのはバスという人がたくさん乗れる乗り物と、電車という交通機関。家を出た際には持っていた記憶はあったので、どちらかに乗っている間に無くしたか、もしくは…『盗まれた』か。
とっさにそこまで思いついたものの、私にはそれを確認する術がなかった。
すぐに一時間目の授業が控えていたので一応教室へと向かったわけですが…端末がどうなったのかが頭の中でいっぱいになってしまい、ろくに授業の内容など頭に残りませんでした。
それほど思っていたのは、無くしたことで怒られるから?それとも端末が高価だったから?もちろんどちらでもありません。
『大切な思い出と、他の人との繋がりがなくなってしまうんじゃないか?!』
実際、私は端末を通じて離れた人とも交流がありました。違う土地の人の話が聞けたり、逆にこちらの話をしてあげたり。
正直その人は友人と呼ぶにふさわしく、そんな人との繋がりを、自分のよりどころを失ってしまうのが怖かったんです…まだあの頃の私はいろんな意味で強くなかったので、そんな顔の見えない相手にも依存してしまっていたんです。
…っと、話がずれちゃった。無為に過ごした一時間目が終わると、私は打ちひしがれていたところから多少は持ち直して、端末捜索方法を考えれる程度には落ち着きを取り戻しました。
だから、どちらかの乗り物で無くしたんだからその管理しているところに連絡すれば、落し物としてあるかもしれない。そう考え学内に公衆電話があったのでそこから連絡すると、運が良かったのかバス内で発見され回収もされてあるという話を聞き、営業所…支店みたいな所に保管してあるらしく学校が終わってから取りに行くと約束したのです。」

マガ「ここまではただ白夜がその端末を無くしたけど見つかったね、だけど…何かあるっていうの?」

白夜「あはは…恥ずかしながらまだ話は終わらないんです。
連絡でどこにあるかは分かったものの、肝心の営業所の位置を知らなかった。だから地図で調べたんです。ルートも把握し、『目印』も見当をつけていたのですけど…ここで私はコピーを取っていなかった。単に設備がなかったのもあったんですが、道もさほど複雑ではなかったので覚えられるだろうと高をくくっていました。
そして準備万端、と残りの授業は気持ちを切り替えて受けました。放課後になってから一人でバスと電車を乗り換えているところまで戻り、そこから覚えている通りに行けば着けると思って徒歩で進んだんです。
…最大の誤算は、『目印』にありました。正確にはそもそもの出入り口が逆だったのですが、誤算がなければ間違いに気づけていたはずです。その『目印』とは建物だったのですが、コンビニというもので店の前に特徴的な看板があるのが普通でした。
その誤認した建物にも看板があり、『目印』とは違うと思いながらも、「古いデータを見ていて倒産したところを使った建物なのかな?」と要らぬ深読みをしてしまい、誤解したまま間違ったルートをず~っと歩いていきました。
それも、真冬の雪が深々と降り積もる氷点下の夜に勉強道具の入ったリュックサックを背負い2km以上。
髪の毛の先が凍り付いてカッチカチになるほどの寒さだったのを今でも忘れません…
いい加減疲労があったのと、あまりにも道中にで見つからないもので、廃れてしまったと思っていた、公衆電話ボックスが偶然にも屋外にあったのを発見したのでもう一度営業所へ電話。

『うぅ…あ、あの、迷ってしまったんですがどうすればいいですかぁ…?』

その時は色々極まっていたのか情けなく半ば泣きながらも、現在位置がボックス内に書いてあったので伝えてどうすれば営業所へ向かえるのか、と尋ねたところ、すぐ近くのバスが停車するところでバスに乗り「乗り換え場所まで戻る」必要があるとのこと。
それもそのはず、乗り換え地点からは様々な所へのバスが出ていて、高校行きのバスもその一つ…多彩な行先へ行くバスがあった場所故、営業所へ向かうバスもあったのです。
私はもう歩き疲れてへとへとになりながらもこう思いました。『大切なものは無くしてからその大切さに気付かされる』と…
その後、おとなしくバスを待って乗車して来た道を感慨もなく戻り、乗り換え地点から別のバスへ乗り換えて営業所へ到着。
端末も中の思い出も達全て無事で、営業所からの帰りもバスで来た道を戻り、後は電車でいつも通り自宅へ帰りました。
その電車に乗っている最中に思ったことといえば『大事なものはきちんと把握しておくことと、何より今日は厄日だったなぁ…』と、反省の気持ちです。」



……

………

白夜「どうでした?自分でもこんな経験は…あの時までは二度とないと思ってたんですけどね。」

マガ「……なんだか下手な物語みたいね。」

白夜「『事実は小説よりも奇なり』ってやつですか?現実は何が起こるかわからない、だからこそ面白いのかもしれませんが。」

マガ「大切なもの…かぁ。私にも、あるのかな?」

白夜「……それは、霊夢さんの心の中に。それでは、一緒に寝ましょうか♪」

マガ「え?ちょ、いい話でまとまったと思ったのにぃ…!!」

白夜「…おやすみなさい、霊夢さん…♪」
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